2006年2月25日土曜日

レッツ学校!

2006_lets




現在制作中のゲームが、ようやく情報オープンになったので話が出来るようになりました。最新作 どこでもいっしょ レッツ学校!です。



約1年間の制作期間をへて、ようやく完成までもう一息というトコロです。この作品について、話したいことが山ほどあるのですが、ゲームの内容的な話はニュースサイトなどで紹介されていくと思いますし、このブログではそれとは少し違い、制作者の視点からの話を、すこしづつ話していければと思っています。



まず、この作品でめざしてたコトの1つは、どこでもいっしょを「変えること」でした。もちろん、より面白いゲームにするために。しかし、変えるといっても、当然、「どこでもいっしょ シリーズ」である必要はあったので、ナニを変えて、ナニを残すのかというコトは慎重に考える必要があったんですね。



そこで、過去のシリーズを分析して、分解し、残すべきところ、変えていくところを検討するところから始まりました。そして、再構築を始めたのですが、初期の段階では「変えずに残そう」と思っていた部分でも、制作が進む過程で、「やっぱり変えてしまおう」と思い直した箇所もかなりあります。そして、最終的には、相当な部分を変更することになっていきました。



ちなみに、その「変えた部分」で、まず目につきやすいのは、キャラクターの表現です。これまでと違い、アウトラインをつけた、セル画風のシェーディングになっています。この変更は、企画の初期の段階から「変えること」の目玉として決まっていたことなのですが、いざ変更してみても、ほとんど違和感がなく、しっくりおさまってしまって拍子抜けした部分でもあったりします。



ノーマルシェーディングのトロと、セルシェーディングのトロを並べてみると、当然、かなり違うのですが、セルシェーディングのトロだけ見ると、あたかも以前から、そのデザインであったかのような錯覚を覚えるくらい、違和感がなかったんですよね。



違和感をなくすために、もうすこし苦労するかなと予想していたので、これはうれしい誤算でした。もともとシンプルなデザインのキャラクター達ですし、これはこれで、ちゃんとキャラがたっているというコトの表れとして、とても喜ぶべきコトなのだろうとおもいます。



しかし、そのために、制作者側としてはスゴい決心で変えたつもりなんですが、実際のトコロ、インパクトはあまりないようです(笑)



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