2011年12月20日火曜日

PS Vita ローンチですよ!



先週の土曜日、12月17日についに PS Vita が発売になりました!

弊社、ビサイドも PS Vita のローンチに合わせてタイトルを2本、開発していましたので、それらもいっしょにリリースされています!これらのタイトルとローンチに間に合わせるために、今年に入ってからスタッフのみんながゴールデンウィークも夏休みもナシという、ひどいスケジュールのなか、すごい気合でがんばってくれました。ほんとうに感謝してます。(そして、管理者としては反省すること仕切りです・・・ほんとうに、みんなありがとう!)

と、いうわけで、この2タイトルともに、PS Vita を持っている人は無料で楽しめますので、ぜひ遊んでもらえればと思っています。ゼヒ!

その2つのタイトル紹介をしておきます。

ハローフェイス


 こちらはなんと、ウェルカムパークといって PS Vita に内蔵されているソフトウェアの中の1つになります。なんどもローンチのソフトをやってきましたが、この様なタイプは初めてでした。内容は「顔に見えるモノ」をカメラで撮影するとしゃべりだす!という、ゲームと言うかちょっと不思議なアプリになっています。

 この「顔に見えるモノ」っていうのが実は曲者でして、既存の顔認識のアルゴリズムやソフトは人間の顔に特化しているので、このような顔に見えるモノはまったく認識してくれないんですね。なので、その認識エンジンから作成することになりました。で、人間の脳が行う顔認識は非常に性能がよく、人間が顔だと思うのもをソフトウェアで認識させるのに相当苦労しています。

 その為、認識にちょっとクセがあるのですが、何回かトライしてもらえればうまくいくとおもいますので、一度ダメでも諦めず(^^) チャンレンジしてみてもらえればと思います!

みんなといっしょ


 こちら、久しぶりのどこでもいっしょシリーズの最新作になります。まいにちいっしょや週刊トロ・ステーションと同じようにPS STORE からダウンロードする無料タイトルです。

 こちらはPSN(PlayStation Network)のフレンドを楽しく増やす事を目標にしたゲームになってまして、比較的かんたんに楽しんでもらえるタイトルになったんじゃないかと思っています。その分、ローンチに PS Vita を買うようなプレイヤーさんには物足りないかな?と心配していたんですが、ネットでの評判はまずまずのようでしたので安心しました(^^)

 そうそう、このみんなといっしょのPS Vita本体のプログラムはウチ(ビサイド)で制作しているのですが、サーバ側のプログラムは UEI さんに作ってもらいました。こちらもかなりタイトなスケジュールだったのですが、がんばっていただきました!(いまも、がんばってもらってます ^^)

さいごになりますが、もうちょっと別のタイトルも用意しています!そちらはもうしばらくお待ちくださいね。情報が公開されたら、また紹介させてもらいたいと思います。

ではでは。

2011年10月7日金曜日

スティーブ・ジョブズとオレとビサイド!?

IMG_4202.jpg

今日(正確には昨日)、スティーブ・ジョブズ氏が永眠した。自分の中の気持ちを整理するという意味でも、自分にしか書けないスティーブ・ジョブズの想い出を書いておこうと思う。

自分の世代(1970年生まれ、いま40歳)で理系の人間だったりしたら、小学生〜中学生の頃に 8bitマシンから始まったマイコン、パソコンブームの洗礼を受けていると思う。ゲーム業界を見回しても同じような体験の人は多く見かけることからも間違ってはいないと思うし、ご多分にもれず自分の場合も、この頃にシナプスに深く刻まれた記憶にひきずられてゲーム業界にプログラマとして入り、今に至っている。8bitパソコンネタとか、ゲーム業界では、まさにおっさんホイホイだ。

これがもうすこし上の世代になれば、その頃にすでに大学生だったりして、Apple][を手に入れたりしてその頃からApple製品に触れる事ができた人たちがそこそこいるんだけれど、自分たちの世代の場合、Apple][ 全盛の頃ってまだ、小・中学生だったりするので、いくらスゴイゲーム(WizardryやUltimaなどなど)が遊べるといっても、海外の高くて英語のゲームしかないようなパソコンよりも、国産のゲームなんかがうごくパソコンが興味の中心になっていったのは、まぁ自然な流れだった。でもしかし、実際に自分が初めてゲットした(買ってもらったもらった)パソコンは、 PC-8001mkII といって、PC-8001 と PC-8801 の中間で実に微妙なスペックのパソコンで、ゲームなんか殆ど出なかったりしたんけれど、それも今ではイイ想い出。そんなこんなで、自分とAppleの製品が関係してくるのは、もうすこし先の話になるんだけれど、それとは別に話は続く。

んで、そんな時代。パソコンとかゲームが好きなヤツの愛読書といえば、当時ナンバーワンはなんといってもログイン。他にもいろんなパソコン雑誌が出ていたし、たいていの雑誌は読んでいたんだけれど、面白さ、情報源の広さはログインがぶっちぎりだった。まず変な記事や特集が多い。他の雑誌がたまにしか載せないような海外のパソコンやゲームの情報なんかもまめに掲載されていた。Appleにかぎらず、Amiga とかもね。そんなログインの海外を紹介する記事のひとつで、Appleのステーィブ・ジョブズを知ることになった。正確には、Apple を辞めさせられたスティーブ・ジョブズの事を。

まぁ実際にはコンピューターの歴史とかそういう話は大好きな子供だったので、2人のスティーブがパソコン(Apple][)を作ったなんて話はどこかで聞いていたのだけれど出典までは覚えていない。(すがやみつる先生の漫画は読んだ記憶があるので、その可能性も高い)記事の出所も含めて、スティーブ・ジョブズ個人がちゃんと記憶に刻まれたのは、その時が最初だったと思う。

いま思うと、自分が作った会社を追い出されたとかそういうショッキングなニュースもフックになったのかもしれないけれど、それと同じくらいその事に負けずに NeXT っていう新しいパソコン(ワークステーションかな)をつくっている!これがぶっちぎりにすごい!!っていう記事にやられたんだとおもう。なにしろ NeXT は真っ黒い四角い箱でかっこよかったし、最新の録再生可能な光学DISCドライブも内蔵している点などなど、あまりに個性的で突き抜けていたからだ。ジョブスのビジュアルもおもしろかった。NeXTの黒い箱に乗って、びよーんなんてポーズをしていた。NeXTは頑丈だから乗っても大丈夫!なんてコメントがついていたような記憶がある。(すごくうろおぼえなので、嘘かもしれない。信じないように)

ま、というかんじで、自分の正確な記憶ではAppleをつくったスティーブ・ジョブズというよりも、なんだかAppleを追い出されても、新しい会社NeXTでパソコンを作り続けるジョブズ、すげー!ってかんじでバイタリティとそのヤル気に感動した訳なのだった。

そして、この話にはもうすこし続きがあって、1990年に東京の大学(電通大)に合格して佐賀から上京することになった際に両親の希望で佐賀県の「県人寮」(地方の県にはこういう施設があるんですよ)に入れと言われて面接を受けることになった。なんと佐賀県の県人寮はちょうどその年にオンボロの寮を改築し、新築でピカピカの寮に変わっていたおかげで希望者が多く、面接で選考が行われることになっていたんですね。武蔵小金井の南口を出て、坂を下り建築中っぽい場所に面接に行ったのを今でも覚えている。きっと今でもあるんだろうな。んで、その面接で聞かれた項目に「君が尊敬する人を話しなさい」みたいなお題があった。一緒に面接受けてた奴らは「両親です」とか「恩師です」みたいな、じつに当り障りのないようなことばっかり言っていたので(失礼)、ここはちょっと飛ばしていくぜ!とおもい、なにをおもったか自分は「スティーブ・ジョブズです!」とぶちかましたのだった。(よくよく思い出すと作文提出だったかもしれない)もちろん、当時、スティーブ・ジョブズなんて知っている人はほとんどいないのはわかっていたので、Appleを作ったこと、Apple][というパソコンのコト、そしてAppleを追い出されたけれど、NeXTって会社をつくって負けずに頑張っているってことをとうとうと語ったりしたのだった。うーん、冷静に考えると、わりと痛い高校生だな。まぁ、その甲斐があったのかどうかは分からないけれど、無事に?県人寮は面接落ちになってしまい、大学近くの普通のアパートに入ることになった。

両親には県人寮にはいるよりも、ずいぶん多くお金がかかることになったので申し訳なく思ったけれど、そのおかげで、自由にアパートからパソコン通信をやることができてパソコン仲間がひろがったり、大学のサークル仲間とアパートでたむろしてゲーム作ったりすることができた。じつは、そのころのパソコン通信で知り合った仲間だったり、大学で一緒にゲーム作ったりした連中と40歳になったいまでもビサイドでゲーム作っていることを考えると、あそこでスティーブ・ジョブズの話を語らず、適当に受けがよさそうな尊敬する人物をあげ、もし県人寮の面接に合格していたならば今の自分がなかった、ひいてはビサイドもなかった!?かもと思うと、スティーブ・ジョブズは自分の人生の分岐点で、スゴイキーワードと言うかキーパーソンだったのかもしれないと思うわけなのだった。マジで。

いやー、人生って面白い。

ずいぶんと長く書いてきたけれど、ようやく最後でタイトルの理由が説明できてよかった。ところで、今だから言えるけれど、ウチの会社名のビサイド、英語表記だと BeXide って書くんですが、NeXT の影響なんですよ ;-)

最後になったけれど、スティーブ・ジョブズさん、ほんとうにありがとう!

��補足>このブロのグのトップの写真は尊敬する写真家の塩澤先生の写真を使わせてもらいました。いつみても最高です!


2011年5月13日金曜日

はじめてのゲームプログラミング

Pjs

ゴールデンウィーク中に、wise9 というプログラミング情報ブログで、Processing.js というプログラミング言語を使っての初めてのゲームプログラミングの記事を書かせていただきました。全6回ありまして、最初の第1回では線を引くだけのプログラムから、ちょっとづつステップアップしていって、最後は弾幕風シューティングゲームを完成させるところまで、解説しています。

まぁ、こんなかんじで、Processing.js を使うと、簡単にブラウザ(iPhone等のスマートフォンを含む)で動作するプログラムを作ることができちゃいます。自分でゲーム作ってみたいなぁと、ちょっと思っているような人など、読んでもらえたらとおもっています。ブラウザ上で、ソースを編集して、すぐに動かせるようなページも準備していますので、お気軽にゼヒ!

第1回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング
第2回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング
第3回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング
第4回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング
第5回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング
第6回 Processing.js で初めてのゲームプログラミング

また、wise9 には、私の記事以外にもゲームのプログラムを初めて見たい人達へ向けての魅力的な記事がいっぱいあります。そちらもスゴク参考になりますし、面白いのでオススメですヨ。

なお、この連載で完成させたゲームにちょっとだけ手を加えたものと、全く別のゲームの2本(もちろん両方共 Processing.js で制作)を 9leap というゲームコンテストに参考として投稿しています。そちらもブラウザですぐに遊べます。ほかにも、いろんな人達が投稿したゲームがいっぱいありますし、一部はソースコードもダウンロードできますヨ。ちなみに、9leap というサイトでは、現在、25歳以下の人たち向けのゲームプログラムコンテストを開催中です。詳細はコチラをみてもらうとして、私も審査員として、参加させていただいてます。wise9 で勉強して、ぜひ 9leap に投稿してください。

面白いゲームを、待っています!

以下が、9leap に投稿したゲームです↓
ゼヒ、遊んでみてください。


Wise9_6_2
弾幕風シューティングゲーム



Pm_ss
Prime Meteor






2011年3月25日金曜日

PlayStation Storeで災害支援がスタートしました



©Sony Computer Entertainment Inc.

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンの webサイトで東北地方太平洋沖地震 災害支援に対する支援の案内がでています。簡単に内容を説明すると、PS3用の特別なカスタムテーマを販売し、その売上を「赤い羽根共同募金」に寄付する事で、災害支援を行おうというものです。

価格も100円〜5000円までと幅広く用意されており、自分が寄付したい金額で選ぶことが可能です。(カスタムテーマは全く一緒ですので、ほんとうに金額が違うだけです)そして、何個でも購入可能な設定になっていますので、よりたくさんの金額を募金したい場合は、たくさん買うことで可能になります。が、しかし、これはどっちかというと、うっかりたくさん買ってしまわないように注意したほうがいいかもしれませんネ。もちろん、この事を理解した上で、たくさん買っていただく分には大歓迎です!

ビサイドも、このカスタムテーマの制作で協力させていただきました。
と、いうわけで、どうぞ、よろしくお願いします m(_ _)m

2011年3月17日木曜日

ビサイドにもできること

001_2

この度の東日本で発生した大地震に置きまして、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

震災から日が経つに連れ、その規模の大きさ・悲壮さが数多く報道されるようになってきています。それらを目にするたびに、ビサイドでできることは、なにかないのだろうか?ずっと、その事を考え続けてきたのですが、悔しいことに、大した事はできそうにありません・・・

それでも、すこしでも、なにか出来ることはないだろうかと考えた末、下記のご提案を行わせていただきたいと思っています。

弊社が販売しているアプリのうち、iPhone用として販売中の3商品をすくなくとも3月いっぱいは無料で配信することに決めました。

これなぁに? のりもの編
これなぁに? どうぶつ編
これなぁに? たべもの編

の3作品です。こちらは小さいお子様を対象とした商品であり、iPhoneで遊んでいただけますので、iPhoneをお持ちの方に手軽にお楽しみいただければと思っています。(絵本のシリーズは、販売のシステム上、無料にすることができませんでした・・・)

こちらの作品はすでに、iTuneStore から、無料でダウンロードしていただけます。

無料配信という形式を選択しましたので、日本中、どなたでも無料ダウンロードしていただけます。これで日本全体ですこしでも、楽しい時間をすごす人が増えてくれればと思っていますので、被災地・被災者以外の方も遠慮なくダウンロードして下さい。そして、家族で楽しい時間を過ごしてらえれば、そんなに嬉しいことはありません。

なお、この中の最近発売を開始しました「たべもの編」だけは、iPad/iPhone の共用タイプであるため、ファイルサイズが20Mを超えており、WiFi でないとダウンロード出来ないので、ご注意下さいませ。

このような、被災地の皆様に直接なにか届くわけでもないような事をしても、まったく偽善にしかならないかもしれませんが、いまビサイドが日本できる精一杯のことを考えました。

また、ビサイドとしてこれからも、考えつづけて行動してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

2011年3月3日木曜日

リコーのデジカメ便利機能紹介

セグウェイのツアーに遭遇、イイなぁ

GDCの開催中は日本人であつまって話をしたりする事も多いのですが、その時に驚かれたことがあったので、ブログでも紹介しておきます。

GDCやCEDECといったカンファレンスのセッションは、たいてい、パワーポイントなどのスライドを使って行われるのですが、いちいちメモしてもいられないので、スライドを写真にとってしまうことが一番楽チンで間違いがありません(撮影禁止のセッションを除く)。この行為自体は比較的、よく行われる光景で、web上の記事でも撮影したスライドを見かける方も多いかと思います。

で、これからが本題なのですが、私が使っているリコーのデジカメには撮影した画像から、矩形を抽出して、全画面に自動的に広げて保存する機能があるのです。この機能がこのスライドを撮影して保存するという行為に対して、抜群の便利さを提供してくれるのです。撮影した写真の中で矩形を認識し、それを正面から撮ったような画像に変換してくれるわけなのですが、具体的には、こんな感じです。

R1052937変形前

R1052938変形後

この2枚の写真、両方ともにSDカードからの直接アップロードで一切編集していません。リコーのデジカメでは加工前の写真も保存されるので、加工前・加工後をアップロードしてみました。

この機能、あるとないでは後からスライドを見た際のわかりやすさが段違いなので、カンファレンスではこの機能のないデジカメで写真をとる気にはならないんですヨ。

というわけで、最初に驚かれたといったのはこのデジカメの機能だったのでした。その場にいた皆さんに、この機能付きのデジカメを勧めておいたのですけれど、機能的にはずいぶん昔からリコーのデジカメには実装されている機能なので、カンファレンスでのスライド撮影には、この様な機能付きのデジカメの利用をお勧めしておきました。マジ、おすすめです。ちなみに、撮影に使ったデジカメは GDR3 ですので、参考まで。

2011年2月28日月曜日

T-MobileのWeb Day-Passが激安な件

こんなマニアックな本がスーパーで普通に売ってるのがさすがアメリカ

現在、2年ぶりにGDCに参加するため、サンフランシスコに来ています。

GDCは2年ぶりなんですけれど、去年はWWDCのためにサンフランシスコには来ていたので、サンフランシスコに限っていえば、実質1年ぶりなのですけれど、それでも、モバイルネット環境が日進月歩で進んでいて驚かされます。

まず、ソフトバンクが海外データ通信の定額サービスを開始してくれたおかげで、いつも使っているiPhoneが空港に降りた直後から、まったく日本と同じようにデータ通信できるようになりました。1日あたり 1480円(2011年2月現在)といささか高い感じはしますが、これまでの高額なパケット料金&青天井に比べれば天国のような世界です。iPhoneが日本と同様に使える快適さには、多少の料金がかかったとしても抗えない人が多いのではないでしょうか?

一方、iPhoneはそれでいいとしても、PC(Mac)のネット用として何らかのソリュージョンが必要になります。私の例をあげると 2年前はホテルのWiFiがたよりでした。一昨年は、レンタルのモバイルルータ MiFi を持ってきていました。で、今年の対策はというと SIMフリーのAndroid端末(NEXUS ONE)と、T-MobileのプリペイドSIM+ Web Day-Passというプランを、現在、利用中なのです。

この Web Day-Pass というプランがすごい激安なプランで、端末は自分で用意する必要があるものの 24時間の3G通信がし放題で、なんと1日あたり$1.49なんですよ!ソフトバンクの海外パケットし放題が月額1480円、MiFiのレンタルでも1日1280円(2011年2月現在)なので、なんと約1/10 ! 安すぎます!! もちろん、端末を自分で用意しなくてはいけないことや、使い勝手の問題(SIMの入手法など)もあるので単純に比較できませんケド、これはあるていど面倒でも行動をおこすに十分な魅力だといえます。

このWeb Day-Passのプランですが、日本から来る人が安く導入するにはSIMのみを購入する必要があり(端末は自分のものを使うため)、その為には T-Mobileの店舗に行く必要があります。ターゲットをGDCに限るとすると(あと WWDCも同様か)、会場(Moscone Center)の徒歩圏内には、多数の T-Mobileの販売店がありますから、SIM購入の障壁は非常に低いと言えるのです。店員との簡単な英語のやり取りが出来れば特別な契約なしに SIMのみをゲット出来ます。ちなみに、今回、私は Wedfield San Francisco Center 内の T-Mobileのお店で購入しました。(他では Powell StreetにT-mobileの店舗があります)

で、金額の詳細は

・$10 のプリぺイド通話料(一番安い商品。他に $15~$100までの通話料込みプランがある)
・$10 の手数料(開通手続きの費用?)

が最初に請求されました。その後は、

・1日あたり $1.48 (3Gのデータ通信料。無制限。)

が必要になります。店舗ではSIM を渡され、

・NEXUS ONE にSIMを刺し
・ネットワークオペレーターを T-Mobile、APNを epc.tmobile.com に設定
・ブラウザで、Web Day-Pass の承認

の手順で開通させます。上記の手順をおえれば、すぐに使えるようになりました!Androidの場合、OSのバージョンが 2.0 以上ならデザリングがサポートされているので、そのまま モバイルルータになってしまいます。これでPCも含めた海外での1日$1.49で3Gの通信し放題の環境が出来上がりなのです。どうでしょうか?たしかに、この過程を振り返るとこ、いささか面倒な感じはありますが、それでも魅力は小さくないと思います。また、米国によく来る人にとっては、端末を買ったとしても利用頻度が高いため、無駄になりにくく、さらに魅力が増す感じです。さらに、現地の番号&料金形態で通話できる携帯電話番号がもらえるのも、プラスと言えますね。

と、いいところばかり放してきましたが、もちろんそればかりではなく、現在、分かっている不具合として、致命的な物をあげるならば、T-MobileのSIMを利用したテザリングの場合、Skypeが使えないことが判明しています。なので、Skypeの利用がマストな方にはおすすめできません。(3/5 追記:NEXUS ONEのファームウェアアップデートで、2.3.3( Gingerbread) へ更新したところ、Skypeが使えるようになりました!T-Mobileの制限ではなく、ANDROID の制限だったようです)

また、それ以外にも予期せぬ不具合や、仕様の変更等があると思いますので、あくまでもこういう事自体を楽み自己責任で決断&判断できる人向きの紹介ということでしょうか。利用に当たり、なにか問題が発生したとしても私は何の保証もできかねますので、そういう事でよろしく。

-- 3/1 追記

記事に間違いを発見したので追記です。

通話料のみに使用されるかと思っていたプリペイドの$10ですが、Web Day-Passの料金(1日$1.48)もこのプリペイド分から引き落とされる仕組みのようです。じつは$10の通話料を無駄にすまいと積極的に通話もこのSIMを刺した携帯で使っていたら、$10分を消費してしまい、今日になって通信できなくなってしまったんですね。それで、再チャージするはめになってしまったため、判明したのでした。

ちなみに、この再チャージも本来なら端末上からのwebアクセスで済むはずだったのですが、エラーになってしまい、表示された特別な電話番号に電話をしてオペレータに事情を話し、チャージしてもらわなくてはいけませんでした。ちょっと面倒でしたね。

しかし、日々の通話料もプリペイド分から引き落とされるということは、トータル見るとこのプリペイドSIMがさらに安く使えるということなので、これはうれしい間違いだったかもしれません。

2011年2月3日木曜日

ついに発表、NGP!

DSC00130

先週の木曜日、ついに NGPが発表されましたね。わたしも会場で、わくわくしながら、発表を聞きました!ハードはカッコイイし、スペックもなかなかですね。5インチのOLEDや、3Gを内蔵している点にしびれます!すでに約1週間が経過しているので、もう各所で様々な報道や憶測が飛び交っていますが、せっかくなのですこし違った視点から、思うことなど。

さっきも書きましたが、私もNGPにはスゴク期待していまして、いろいろと期待している点はあるのですが、そのうちの一つに、NGP が PS4 になったら、どんなにいいだろうかという事があります。現在、ゲーム機は据え置き機とポータブル機の大きな2つのカテゴリに分かれているんですけれど、NGP にはコレを打開してほしい。むしろ、PSPとPS3をまとめて引き継いじゃって PS4 になるくらいの勢いで、発売されて欲しい!

どういうことかというと、大画面で遊びたいときは、テレビにつないで大画面でプレイするし(もちろん大画面に耐えるクオリティが出力されるのが前提)、出かけるときには、持ち出したらそのまま続きが遊べるようなゲーム機。いつだって、どこだって同じように好きなゲームが出来るハード。そんな風に据え置き機と、ポータブル機の垣根を壊してなくしていくような、そんな存在になってくれればいいなと心から思うのです。PS Meeting でもPS3 からの移植もバッチリ!みたいな話が沢山語られたのだけれど、というか、NGP 1台で全部済むようになってほしいと思う。小島監督が、クラウドでPS3とNGPが繋がるという話をしていたけれど、だったら、NGPの1台で済むようになると、もっといいんじゃないかと思うのです。

そうしたら、据え置き機とポータブル機に分散しているマーケットも大きく一つになると思うし、ポータブル機があまり受け入れられていないアメリカなんかでも受け入れられるかもしれない。なにより、開発者としては、プラットフォームが絞られるのはすごく嬉しい。ユーザーにとっても、きっとそうだと思う。そんな未来をもたらしてくれないだろうか!?

って、とりあえず書くだけ書いているのだけれど、残念ながらこれはすでに叶わない夢なのもまた、知っています。SCEの商品企画担当者が、現状では「映像の外部出力には対応しない」ことを話しているからなのです。残念!(上記のソースは、この平井社長のインタビュー中にあり)

もちろん、PS3とNGPを住み分けて、それぞれに個性を出していくという戦略は十分ありだし、NGPもPS3ほどの性能は出せないから完全なリプレースはムリだろうけれど、でも、それなりのユーザーはもう NGP のクオリティで満足できる人たちじゃないかと思うのですよね。それだけNGPには魅力があるとおもうんですよ。ゲームボーイ以来、別れてしまった据え置き機とポータブル機の統一、なんというかそういう夢は見ていたいんですよね。

だって、たとえばパソコンの世界だとデスクトップパソコンとノートパソコンで同じソフトが動かないとか、ありえないじゃないですか。同じようにゲーム機の世界でも、据え置き機とポータブル機で同じゲームが同じように遊べるようになってほしいんです。

と、微妙に否定的な感じになってしまっていますけれど、これもNGPへの期待があってこそ。そして、まだまだすべてが明らかにされていない NGP ですが、きっともっと色んな情報が開示されれば、もっと色んなことが見えてくると思います。特に 3G 絡みの情報がスゴク少ないので、その点は、すんごく楽しみですね。

NGP ネタはもう少し続きますので、また!

2011年1月23日日曜日

塩澤先生の写真レクチャー



今週(1/22〜1/28)、配信しているトロステでは、写真の撮り方を特集しているのですが、これは個人的に知り合いだった塩澤先生にお願いして、トロとクロに写真のとり方をレクチャーしてもらいました!忙しい最中にも関わらず、長時間にわたりレクチャーしていただいたみたいで、トロとクロはさらに写真が好きになったようです。

帰ってきてからというもの、よく写真をとっているんですけれど、トロは写真を撮りすぎているみたいで、 mixi用の写真をどれにするのか、うんうんうなっています。がんばれ、トロ〜!

トロステ本編では時間や容量の制限もあり、塩澤先生の写真をすべて紹介できなかったのですが、塩澤先生は、Flikcr にて日々の写真を公開されているので、今回のトロステと合わせて、そちらを見てもらえれば、更に楽しめると思います!

ひょっとしてら、トロステで使われた写真が見つかるかもしれませんね!?

2011年1月18日火曜日

RD-X10 を買いにいったら、いつのまにか Torne を買っていたでござる

タンメン焼豚のせ

ウチの自宅にはテレビが一台しかないのですが、それに加えてDVD/BD レコーダなるモノも存在せず、テレビ(KDL-46X1000) に接続している iLink の HDD で必要な録画予約などは行っていたのですね。これは、X1000 の UI 非常になめらかに動き、使いやすいシロモノであったので、とても満足していました。ただ、唯一の不満点はW録画ができないこと。まさにこれが不満でありまして、家族が取りたい番組が同じ時間帯に重なってしまうと、どっちかが譲るという運用で、問題を回避してきたのですが、先日、引っ越したこともあり、いい機会なので、さすがにそろそろこの体制は一新しようと計画していたのです。

今回、その白羽の矢がたったのは、レコーダーといえば東芝!みたいな事を聞いていたので、その最上位機の RD-X10 です。どうせ買うなら、フラグシップ機を買っておけば不満も少ないだろうし、長持ちするだろうというものです。ネットで価格など調べてみると、ちょうどいいことに、最近、みるみる価格が下落してきており、まさにグッドタイミング!すわ購入するべく量販店に出かけたのです。この時までは、久しぶりのAV機器の購入ということで心踊っておりました。

ネットで色々と調べはすんでいたので、さっさと購入してしまうかと思っていたのですが、念のため、触ってみるかと、店員さんにリモコンを貸してもらったのです。そしたら、とんでもない現実に気づかされました。信じられないくらい GUI の反応速度が遅いのです。善い悪いを超越してるくらい、遅いのです。マジです。ネットで反応がもっさりしている等のレビューは見ていたので、ある程度覚悟はしていたものの、まさか、21世紀になって10年も経過している現代の世の中で、そう iPhoneや Android携帯が跋扈しているこの世の中で、あのようなおそいインターフェイスを見せられるとは、予想もしていませんでした。日本の家電は世界に遅れをとっているとよく聞かされていましたが、まさに、さもありなん。BDが焼けようと、W録画ができようと、HDMI端子が2個付いていようと、プラグが金メッキされていようと、GUI があんなに遅くては話になりません。だって、毎回触れる大切な部分なのです。録画予約は PC から行い、録画専用マシンならなんとか・・・という運用も検討しましたが、WOWOWやCSの録画もしたいので、現在のB-CASカードを移行して、メインのテレビとして使うことを念頭においていたため、それもムリという結論に。

ちなみに、どれくらい遅いかというと、インターネットの初期の頃、だらだらと1ページ表示する毎に画像が表示されるのを待ったことがある経験がある人は多いと思いますが、まさにそんな感じです。番組一覧が出るまでに時間がかかるのです。それが、ありえない遅さです。しかも、下位機種ではなく、フラグシップの機種でこうなのです。しんじられませんでした。東芝は、CELLレグザとかも発売していてこだわっていそうだというのに、一体どうしたことなのでしょう!?まぁ、RD-X10にCELLは積んでないのですが、それにしてもフラグシップ機になぜあんなに遅い GUI を搭載するのを許すのでしょうか。

では、他の機種はどうなのだ!?と思い店頭で他社のBDレコーダーも触ってみましたが、SONYの最新フラグシップ機が一番レスポンスは早かったのですが、実用に耐えるレベルではあると感じるものの、飛び抜けていいかと言われると、それほどでもないレベルでした。しかも、東芝の機種よりはずいぶんと値段が高くなりますから、そもそも予算オーバーで選択範囲外です。

しょうがないので、路線を変更することにしました。最近は GoogleTV なども米国で発売され、優れたインターフェイスのテレビが今後、もっと発売される可能性が高いと想像します。今は、その過渡期だと想定しました。あと数年でこんな遅い GUI のレコーダーは駆逐されるに決まっていると予想したのです。(その時に、日本の家電メーカーが残ってくれることを祈るばかりですが…)なので、購入する機種は良い機種ではなく、安いつなぎの機種をあてがって、回避することを選択しました。もう、大幅な路線変更ですが、仕方ありません。

そして、候補に上がったのは、SONY の PS3用録画装置 Torne(& 追加 HDD) と、バッファローのテレビ用地デジレコーダー DVR-1 です。Torne はこぞんじの人も多いと思いますが、ゲーム開発者が GUI にこだわって作った地デジレコーダーでして、 PS3 の機能をふんだんに使っており、軽快な操作が可能になっています。マジ、気持ちいいのです。また、バッファローの DVR-1 は、最近、高千穂遥 さんが、Twitter で紹介していたキッカケで知った機種で(紹介されていたのは、500GタイプのDTV-H500R)、安くてシンプルな地デジ録画専用マシンです。マジ、安いです。

Torne はもう十分に触ったことがあったので、店頭では DVR-1 を触ってみました。なんと、おどろくべきことに、RD-X10 より反応がいいではないですか!せめて、 RD-X10 もコレくらいの GUI のレベルでも実装してくれていたらと、悔しくなるくらいです。ぐぬぬ。

散々迷ったのですが、PS3 を持っていたということと、PS3のHDDとして換装できる現在の最大容量の2.5inch 750G SATA ドライブが十分安く、Torne と合わせて買っても1万5000円程度という計算になりましたので、Torne に決定しました。ビバ、 Torne です。

さて、うちに帰って PS3 のHDDを USB接続したHDDにバックアップを取り、750G のHDDに換装してリストア。いやー、Windows にも見習ってほしいほどの簡単さ。そして、さっそく Torneをインストールです。チャンネル設定が終わったら、もう快適です。そしてトロステ用に BDリモコンも購入済みでしたので、もう抜群の使いやすさですよ。

今回のシステムアップではBDを焼いたりすることはできませんが、出費も大幅に抑えられ、これまでのテレビに接続した iLink のHDDと、Torne の同時利用で2番組録画はできるようになった(地デジみのですが・・・)ので、来るべき次世代に向けたつなぎの措置としては、かなり問題ないというか、かなりよくなったカンジです。こんなんなら、もっとはやく Torne を買っておけばよかった!ごめんね、トルネフ!!これからよろしくー!

しかし、今回の件では、明らかにソフトウェア軽視な日本の家電の将来がほんとうに心配になってしまいました。まぁ、ゲーム業界も大変なので、よその心配している場合でもないんですけれどネ。それにしても、がんばってほしいし、すばらしい GUI のBDレコーダーを購入できる日が来ることを願ってやみません。
torne(トルネ)(CECH-ZD1J)torne(トルネ)(CECH-ZD1J)


販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント

発売日:2010/03/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する




TOSHIBA REGZAブルーレイ 3Dディスク対応ブルーレイディスクレコーダー HDD2TB RD-X10TOSHIBA REGZAブルーレイ 3Dディスク対応ブルーレイディスクレコーダー HDD2TB RD-X10


販売元:東芝

発売日:2010/11/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する



2011年1月11日火曜日

3DS体験会、雑感

3DS 体験会にやってきた

ついに一般初公開された3DS! この体験会には行かねばなるまいということで、幕張まで。最初から最後までの約7時間、会場に張り付いて体験しまくってきました。ハードウェアに関しては、去年のE3で体験済みだったので、今回はソフトを中心に、その雑感など。

まずはパルテナ #3DS

やっぱし、なんといってもパルテナの鏡がダントツに出来がよかった。パルテナの続編とはいえ、3DS専用の新作でもあるわけなので、立体視やタッチパネル&スライドパッドの利用に関しては、とてもうまく出来ていた。また、去年 E3で見たバージョンよりもグラフィックは格段に良くなっていたし、まさに 3DSのキラータイトルだと思う。しかし、このタイトルがローンチに入ってないのが、まったく残念。あと、行列の人数的には、ゼルダが一番だったのだけれど、ゼルダは64版の「時のオカリナ」リメイクなので、やはりそれ以上のものはなく、会場で体験した限りでは、それほど新要素も感じられず、古さを痛感して終わってしまった。うーん。ゼルダは次の新作に期待かな。

次によかったのはメタルギアソリッド! これはデモプレイ(基本自動進行のデモで操作できたのは、カメラのみ)という状態での出展だったのだけれど、そのデモの出来が別格。さすがは小島プロという感じで、映画のアバターばりのうまい3Dの演出が目白押し。スタッフロールのところなんか、超カッコイー! でも、残念がら最後に対決シーンがあるんだけれど、そこはカット割りが多用されるシーン構成になってしまい、ちょっと見ていて目が辛かった。というのは、3D 映像の場合、2Dの作品以上に人間の場面認識にストレスがかかるので、通常の2D作品のようなカット割りが多い演出だと非常につかれやすいというのが理由。このへんは、CG映像監督の笹原さんにインタビューした際に、いろいろと聞かせてもらったことの受けうりなのだけれど、3Dの映像を作る上では、とても重要になってくることだと思う。なので、作り方としては、基本的に長回しのカットが多用されることになり、これまでの2D作品とは、違う文法が必要になる。で、実際にメタルギアも対決シーンの前までは、長回しのカット中心でかなりそのあたりを意識しているなと思ったんだけれど、対決シーンでは、これまでの映画的な感じの印象をうけた。まぁ、自分が指摘できるくらいのことを、小島プロの人たちが気づかない訳はないので、あれはなにか試験的なシーンだったのかもしれない。

こんどはスティールダイバー #3DS

あとは、いろいろとみたんだけれど、伏兵的に当たりだったのが、「STEEL DIVER」。比較的ゆっくりとしたアクションと、割り切った横スクロールがまさに3Dの立体感の演出とうまくかみ合わされていて、これがDSのゲームだったら、チープに感じるところを(失礼)、とてもいい感じの作品に仕上がっていた。目もあまり疲れなかったし、期待大なカンジ。

と、書いていきて、「目の疲れ」の話がでたので、その話を少しすると、これは3DSの話題では避けられない話で、やっぱし立体視はそこそこに目が疲れる。しかも、その疲れの度合いは見せられ方に大きく依存する事が実感できた。個別のタイトルで指摘はしないけれど、疲れるタイトル、疲れないタイトルがとても顕著だったのが、印象的。立体視には大きく分けて飛び出す方向と、奥に見える方向の2種類の使い方があるのだけれど、立体視という名前からも、飛び出る映像を想像しがちで、作る側もそれを使いそうになるんだけれど、飛び出る映像は、より疲れる。実際に映画のアバターなどでも飛び出る方の立体視はあまりつかわれなかったし、基本的には奥に見える方向での演出になっていくのだと思う。その奥に見える方向の立体視でももちろん疲れはするので、あとはどれだけ丁寧に、視差をつけていくのかという地味な調整がひつようになるわけで、これはまた、大変な時代になったなぁという感じ。うーん。

例の笹原さんインタビューで伺った時にも話を聞いたのだけれど、一番手前のものが、スクリーンの位置にあるとして、視差をつけていくという話をされていた。あと、カット割りの話しもその時に聞かせてもらって、ナルホドと思ったものだった。

あ、このあたりの話は、じつはトロステでふれているので、興味がある人はゼヒ!プラチニャ会員になっていただければ、過去のトロステでみれますニャ!(第41回 飛び出せ大作戦!を参照のこと)

で、話を3DSの体験会に戻すと、全体として、やっぱしリメイクは微妙で、3DS専用に作られたタイトルでないと、なかなか厳しいと思ってしまった。うーむ。しかし、そういう中にも例外はあって、映像だけの出展だったけれど、ゼビウスがリメイク(っていうかほぼそのまま)だったけれど、あれはよかったと思う。ゼビウスの特徴である対空・対地の距離の違いが立体視でバッチリ表現されていて、すごく良くて、遊んでみたいと思える作品だった。ああいう3DSにもってこいなタイトルは、リメイクでもいいんだろうな。あと、ウイイレは、フィールドでの空間把握がやり安い感じがしたし、どうぶつの森は、箱庭感がすごくよかったりと、うまく利用できているタイトルもあった。そういういみでは、リメイクがダメというより、立体視自体、向き不向きがあるというところなんだろうなぁ。

つぎはレイトンだよ #3DS

最後になるけれど、今回の体験会の中で結構期待していたレイトンがあまり 3DSには向いてないかもと思ってしまったのは残念だった。立体視のパズルは目が疲れやすかったし、アニメパートは元がセルアニメ方式で作られているため、2Dのキャラがレイヤー的に配置されて動いているという感じだった。しかもプリレンダなので、3DSの特徴の一つである3Dのボリューム調整がON/OFF のみになってしまっていて(しょうがないのはわかるけれど…)、これも残念。レイトンの良さ(パズル&アニメ)と立体視の良さがうまくかみ合っていない感じがした。レイトンほどの作品をもってきたとしても、構造的に向いていないと、立体視へのとりくみはなかなか難しいという現実は、制作者にとって痛い現実かもしれない。しかし、それでもレイトンは大好きなタイトルなので、この心配をいい意味で裏切って欲しいと思う!

とりとめもなく、書いてしまったけれど、まずは3DS体験会の感想としては、こんな感じでしょうか。というわけで、幕張の夕焼けで、締めくくり。

幕張メッセ、入口

ではでは。