2011年2月28日月曜日

T-MobileのWeb Day-Passが激安な件

こんなマニアックな本がスーパーで普通に売ってるのがさすがアメリカ

現在、2年ぶりにGDCに参加するため、サンフランシスコに来ています。

GDCは2年ぶりなんですけれど、去年はWWDCのためにサンフランシスコには来ていたので、サンフランシスコに限っていえば、実質1年ぶりなのですけれど、それでも、モバイルネット環境が日進月歩で進んでいて驚かされます。

まず、ソフトバンクが海外データ通信の定額サービスを開始してくれたおかげで、いつも使っているiPhoneが空港に降りた直後から、まったく日本と同じようにデータ通信できるようになりました。1日あたり 1480円(2011年2月現在)といささか高い感じはしますが、これまでの高額なパケット料金&青天井に比べれば天国のような世界です。iPhoneが日本と同様に使える快適さには、多少の料金がかかったとしても抗えない人が多いのではないでしょうか?

一方、iPhoneはそれでいいとしても、PC(Mac)のネット用として何らかのソリュージョンが必要になります。私の例をあげると 2年前はホテルのWiFiがたよりでした。一昨年は、レンタルのモバイルルータ MiFi を持ってきていました。で、今年の対策はというと SIMフリーのAndroid端末(NEXUS ONE)と、T-MobileのプリペイドSIM+ Web Day-Passというプランを、現在、利用中なのです。

この Web Day-Pass というプランがすごい激安なプランで、端末は自分で用意する必要があるものの 24時間の3G通信がし放題で、なんと1日あたり$1.49なんですよ!ソフトバンクの海外パケットし放題が月額1480円、MiFiのレンタルでも1日1280円(2011年2月現在)なので、なんと約1/10 ! 安すぎます!! もちろん、端末を自分で用意しなくてはいけないことや、使い勝手の問題(SIMの入手法など)もあるので単純に比較できませんケド、これはあるていど面倒でも行動をおこすに十分な魅力だといえます。

このWeb Day-Passのプランですが、日本から来る人が安く導入するにはSIMのみを購入する必要があり(端末は自分のものを使うため)、その為には T-Mobileの店舗に行く必要があります。ターゲットをGDCに限るとすると(あと WWDCも同様か)、会場(Moscone Center)の徒歩圏内には、多数の T-Mobileの販売店がありますから、SIM購入の障壁は非常に低いと言えるのです。店員との簡単な英語のやり取りが出来れば特別な契約なしに SIMのみをゲット出来ます。ちなみに、今回、私は Wedfield San Francisco Center 内の T-Mobileのお店で購入しました。(他では Powell StreetにT-mobileの店舗があります)

で、金額の詳細は

・$10 のプリぺイド通話料(一番安い商品。他に $15~$100までの通話料込みプランがある)
・$10 の手数料(開通手続きの費用?)

が最初に請求されました。その後は、

・1日あたり $1.48 (3Gのデータ通信料。無制限。)

が必要になります。店舗ではSIM を渡され、

・NEXUS ONE にSIMを刺し
・ネットワークオペレーターを T-Mobile、APNを epc.tmobile.com に設定
・ブラウザで、Web Day-Pass の承認

の手順で開通させます。上記の手順をおえれば、すぐに使えるようになりました!Androidの場合、OSのバージョンが 2.0 以上ならデザリングがサポートされているので、そのまま モバイルルータになってしまいます。これでPCも含めた海外での1日$1.49で3Gの通信し放題の環境が出来上がりなのです。どうでしょうか?たしかに、この過程を振り返るとこ、いささか面倒な感じはありますが、それでも魅力は小さくないと思います。また、米国によく来る人にとっては、端末を買ったとしても利用頻度が高いため、無駄になりにくく、さらに魅力が増す感じです。さらに、現地の番号&料金形態で通話できる携帯電話番号がもらえるのも、プラスと言えますね。

と、いいところばかり放してきましたが、もちろんそればかりではなく、現在、分かっている不具合として、致命的な物をあげるならば、T-MobileのSIMを利用したテザリングの場合、Skypeが使えないことが判明しています。なので、Skypeの利用がマストな方にはおすすめできません。(3/5 追記:NEXUS ONEのファームウェアアップデートで、2.3.3( Gingerbread) へ更新したところ、Skypeが使えるようになりました!T-Mobileの制限ではなく、ANDROID の制限だったようです)

また、それ以外にも予期せぬ不具合や、仕様の変更等があると思いますので、あくまでもこういう事自体を楽み自己責任で決断&判断できる人向きの紹介ということでしょうか。利用に当たり、なにか問題が発生したとしても私は何の保証もできかねますので、そういう事でよろしく。

-- 3/1 追記

記事に間違いを発見したので追記です。

通話料のみに使用されるかと思っていたプリペイドの$10ですが、Web Day-Passの料金(1日$1.48)もこのプリペイド分から引き落とされる仕組みのようです。じつは$10の通話料を無駄にすまいと積極的に通話もこのSIMを刺した携帯で使っていたら、$10分を消費してしまい、今日になって通信できなくなってしまったんですね。それで、再チャージするはめになってしまったため、判明したのでした。

ちなみに、この再チャージも本来なら端末上からのwebアクセスで済むはずだったのですが、エラーになってしまい、表示された特別な電話番号に電話をしてオペレータに事情を話し、チャージしてもらわなくてはいけませんでした。ちょっと面倒でしたね。

しかし、日々の通話料もプリペイド分から引き落とされるということは、トータル見るとこのプリペイドSIMがさらに安く使えるということなので、これはうれしい間違いだったかもしれません。

1 件のコメント:

mmx さんのコメント...