ちょっと案内が遅れてしまったのですが、先月、約1年間ほどかけて制作してきた3つのアプリがリリースされました。こちらは、「療育アプリ」というカテゴリで、一般的なお子さん向けの教育用アプリからさらに一歩進んで、実際に発達障害をもつお子さんのトレーニングに活用することを目的として作られたアプリになります。
このアプリを制作することになったのは、ウチがリリースしていたお子さん用の絵本アプリなどを見て小林さんが声をかけてくれてくれたのがきっけでした。小林さんは以前、SCE に勤められていて、その際にはずいぶんとお世話になった方です。現在は独立されているのですが、新しい事業として検討されていた「療育アプリ」のプロジェクトに誘ってくれたのでした。
ちょうど、その頃、自分の中には子供用アプリ制作についてちょっとした葛藤があり、今後、どうするべきか悩んでいたんですね。具体的に言うと「子どもにはアプリとかデジタルな物じゃなく、本物の(アナログの)紙の絵本を与えるべきなのではないのか?我々が作っているアプリは結局、子どもにとってマイナスなのではないのか?」という本質的な疑問が実際に子どもを育てているスタッフから上がってきたからなのです。
自分が新しいテクノロジー、特にコンピュータが大好きなこともあり、デジタルとアナログでの優劣というか「新しいもの=受け入れていくもの。これからの子どもならなおさら」という感覚だったので、正直上記のようなことは考えたこともなかったのです。でも実際に子どもを育てている人に言われるとけっこうショックで、今後のアプリをどうしたものかと思ってたんですね。
そんなか、小林さんの話が来たわけです。すでに Mac を実際の発達障害のお子さんのトレーニングに活用されている長田先生という方がいて、そのノウハウを生かしたアプリを作りたいと。そのアプリを作ることで、これまで長田先生の教室でしか出来なかったようなトレーニングが各家庭でも効率よくできるようになるというお話でした。これは、まさに渡りに船の話で、これはコンピューターテクノロジーがお子さんに、まちがいなく役に立つものとして提供できるだろうと思ったわけです。
と、そのようなカンジでスタートしたこの療育アプリでしたが、作り始めてみるとやはりなかなか一筋縄ではいかずに、試行錯誤を繰り返し、長田先生の教室ではプロトタイプの段階から活用してもらってフィードバックもいただきながら改良を続けていったので、一年以上の期間がかかったのですが、なんとか3アプリが完成してリリースまでこぎつけることが出来ました。こちら、ウチの会社、ビサイドからではなく、新しく設立されたNPO法人 チャイルド・ケアリング・アソシエーションから販売しています。
小さいお子さんをお持ちの方など興味がありましたら、ゼヒ、今回の3アプリを見ていただければと思っています。そして、よかったら購入していたければ、次期、療育アプリの資金につながっていきますのでどうぞ、よろしくおねがいします。
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