KQZ さんのブログで紹介されていて知ったのですけれど、世の中には全自動ブックスキャナを LEGO で作ってしまう人がいるんですね。スゴイ!
この LEGO で作ってしまうという発想もさることながら、全自動化のためにスキャナをひっくり返すという発想に、コペルニクス的大転換(いいすぎ?)な感銘をうけたんです。このことが、この自動化実現のポイントだとおもうんですよ。
で、ここから話がちょっとかわってしまうのですが、自動化はさておき、スキャナ部が上についているスキャナーってすごく良いともうんですね。たとえば、本を複数ページにわたってスキャナにかけていくときの手順は簡単に書くと、次の様になります。
- 読み取りたいページを開く
- 本をひっくり返して、スキャナに乗せる
- スキャナのフタをしめる
- スキャナの読み取りボタンを押す
- 本をひっくり返して、表にする
- フタをあけて、1 にもどる
上記の流れ作業の中で、本来やりたい作業(= 本のスキャニング)と本来は関係ない作業なのに、大きな時間をとられるのが、2,4の本をひっくり返す作業だといえるんですよ。なんでこんな無駄な作業が発生してしまうのかといえば、「人間は本を表にして読む」「スキャナは本を裏にして読む」という、真逆の環境が必要になるからで、スキャナが人間に合わせてくれれば、その作業はスパッとなくして効率化できる訳です!
そうすれば、上の作業は下記のようにスマート化することが予想されます。
- 読み取りたいページを開く
- スキャナのフタをとじる
- スキャナーの読み取りボタンを押す
- フタをあけて、1 にもどる
どうでしょう?随分とやりたいことだけに最適化されていると思いませんか?この最適化がスキャナの基本機能(= スキャニング)の変更ではなくて、その設置方法の変更だけでここまですっきりするというのは、ちょっと驚いてしまったわけです。
しかし、その後、スキャナの読み取り部分を、上部にしてしまうと、いわゆるフタの部分にメカを仕込むことになってしまい、もともと駆動部分のおおい箇所ですから、壊れやすかったり、フタが重くなってしまうなどの欠点がかんがえられるなぁ、と考えてしまったわけです。
でも!さらに考えたんですけれど、この「スキャナ部分」って「デジカメ」で代替できるんじゃないかなと。昨今のデジカメはかなりの高解像度ですし、かなりいけるんじゃないかなと。実際、デジカメで撮影した本は十分、読むことが可能です。そうなってくると、スキャナのフタをしめるとか、そういう事も必要なくなって、さらに最適化が可能になるんです!
- 読み取りたいページを開く
- シャッターを押す
- 1 にもどる
スゴイ!超シンプルになりました!!しかもスキャナと違って、一瞬で読み取りも終わりますし、メカ的な部分も減っているので、逆さにして使用しても故障の心配はなさそうです。それに大抵のデジカメは、USB で制御できますから、コントロールや画像の取り出しも難しくないでしょう。それに、所有しているデジカメを使用できる様にすれば、必要なのは、そのデジカメを下向きに固定できるフレームだけです。これなら、使わないときには小さくたたんでしまっておく事もできて、実に便利かもしれません。そして、なによりローコストです。
ここまで書いて思ったんですけれど、これってアニメの撮影台みたいなカンジですね。(最近のアニメはデジタルだから、撮影台なんて使っていないでしょうけど)
...っと、思いつくまま書いてきて、ホント、自分としてはスゴク便利なんじゃないかなとか思っているんですけれど、どうしょうか?
どこかのメーカーさん、作ってくれませんか(笑)?
問題があるとすると、本をいっぱいスキャンしたいという需要がはたしてどのくらいあるのかという事ですかね。
っていうか、それが一番の問題ですね...
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